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どくはく

思いつくままに雑記を書き綴るブログです。

参議院議員選挙2016 所感 民進党には予想通りに絶望したw

参議院議員選挙も無事投開票が終わり、自民党単独過半数を取れず、民進党改憲勢力の3分の2を阻止できず、共産党も下馬評よりは議席数を伸ばせず、明らかに勝利したと言えるのは、手堅い選挙で選挙区全員当選を成し遂げた公明党と、党勢を拡大できたおおさか維新の両党。

その他の、社民・改革などの小さい政党たちはほとんどが吹き飛ぶように議席を失ってしまった。

明確な勝利者があまり見当たらない中で、どのように総括しようかと思っていたら、現代ビジネスの高橋洋一氏の記事が、だいたい私の言いたいことを代弁してくれているので、引用したい。

gendai.ismedia.jp

野党はアベノミクス失敗と叫んだが、説得力を持てなかった。多少景気はよくないが、それでも民主党政権時代には、いまよりもっと円高、株安だったことを国民はよく覚えている。

そして、自公政権になってから雇用がよくなったことも事実である。野党が「アベノミクス失敗」といっても、民主党政権の時にはもっと悪かった。どれだけ失敗といい立てても、野党の経済政策には自公よりも信頼が置けないということだった。

私が言いたいのは、この部分。

時は2008年9月。第1次安倍政権から福田政権、麻生政権と時を重ねるごとに衆参のねじれに悩まされて自民党政権は死に体になっているところに、リーマンショックが直撃。

経済・年金問題でガタガタになっているところに、民主党は国家予算に埋蔵金があると訴え、勢いに乗って政権交代を成し遂げたのは翌年の2009年だった。

しかし、政権交代以後もデフレを是正することなく、株安・円高は放置。

そんなことをやっていた人たちが、アベノミクスに反対しても全く説得力がないわけで、経済政策で自民党と張り合うこと自体がすでに戦略ミスと言わざるを得ない。

世界標準の金融政策は、雇用政策である。欧州の左派政党が最も重視する政策であるが、日本の左派政党はここがわからない。海外から著名人を招いて講演してもらっても、わからない人ばかりが今の日本の左派政党の幹部になっている。

私が不思議なのはこの部分。

本来、労働者のための雇用政策に手を付けるべきなのは左派政治家であるはずなのに、極右ともいわれることのある安倍総理にお株を奪われていること自体が問題だと思う。

そこで、浮き彫りになるのが民進党の支持母体である労組との関係性だ。

労働組合の加入者というのは基本的には正規労働者が多い。

非正規の組合も存在するが、非正規労働者が組合を組織するためには何か大きな出来事(契約期間内の一方的な雇止め)がない限り組織することも難しいのが実情だ。

そもそも、非正規労働者は雇用が安定しないため短期間で別の職場に移ることも少なくないので、集まって話をすること自体難しいと言わざるを得ない。

そして、労働組合の現状としても、右肩上がりで賃金が上がり続けた時代と違い、現状の権利と賃金水準を維持することで精いっぱいになっているため、スローガンとしては非正規職員の正規職員化を持ち出しても、実効的な組合提案などはなからできるわけがない。


今回の参議院議員選挙では、比例代表全国区で当選した11名中8名が労組の推薦候補だというのだから全く笑えない。

ちなみに、労組推薦以外での当選者は有田芳生氏・藤末健三氏・白真勲氏の3名のみ。

哀しいのは、労組推薦の議員が軒並み10万票を超えているのに、田中直紀氏・前田武志氏・小野次郎氏などの閣僚経験者、党幹部たちは、10万票にも届かずの大惨敗。

いかに、民進党そのものが、逆風にあえいでいるときこそ組織票に支えられているか如実に物語っている。


この結果を見ると『安倍政権の下で失業率が減ったと言ってもそれは非正規労働者が増えただけ』と、いくら民進党議員が訴えても、その改善すら期待できないのだから、むなしく聞こえるだけ。

今後の民進党は、ますます労組に傾倒し、結局左派色の強い人しか生き残れないのではないだろうか?

そうなると、社会党がたどった道と同じようにどんどん左に純化していって10年後には比例でやっと1議席を取るような政党になってしまうかもしれませんね。


最後に

これは、もはや民進党に限らないのだけど、リアリティのあるリベラル政党の誕生を強く求めます。

これなら、自民との2大政党制も可能だと思うし、民主党にはそこを期待したんだけど、最低でも県外から気がくるっていったからなぁ・・・

今回の野党共闘も一つの道筋としては示せたと思うけど、結局、政策的に共産党とは一緒になれないからね。難しいものです。

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